0歳育児ママが育休中にFP3級を一発合格した方法
こんにちは、いろはです。ただいま育休中のワーママです。
育休中に何か実のある資格を取得したいと思い、前から取得したいと思っていたファイナンシャルプランナーに挑戦しました。
仕事は金融関係とは全く関係のないSEをしています。
投資や保険、ライフプラン、家計管理などのお金の分野は元々興味があったので、しっかり学んでみようと受験しました。
0歳児の育児をしながら勉強なんてできるのか?と思いましたが、家事は極力やらないように時短して、夜間授乳に起きた毎晩30分間コツコツ勉強しました。(正直できない日も多かったですが。。)
ですがその甲斐あって、無事FP(ファイナンシャルプランナー)3級を合格することができました。
育児しながらどのように合格ができたのか、勉強しようとしている方の参考になれば幸いです。
- FP3級とは
- 難易度は入門レベル・合格率7割
- どのような勉強ができるか
- 金融知識素人レベルの私の勉強時間は50時間
- 受験するまでの勉強スケジュール
- きんざいと日本FP協会、0歳育児ママはきんざいがおすすめ
- おすすめのテキストと問題集
- 数字アレルギーの人の勉強のコツ
- まとめ:FP3級は受けたほうが良い資格なのか?
FP3級とは
ファイナンシャルプランナー3級とは、実生活に身近なお金のことを体系的に勉強でき、生活にも役立つ制度なども学べる資格です。
試験は午前に学科試験、午後に実技試験の二部構成です。
実技試験とは言っても面接などではなくマークシート方式の筆記試験です。
難易度は入門レベル・合格率7割
難易度は入門レベル。私のようにテキスト・問題集のみの独学で取得される方も多いです。
元々投資の知識や保険について詳しい人は学ばなくても分かる問題も多いです。
合格率は7割程度。
勉強時間は10~90時間。元々の知識の差でほとんど勉強しなくても受かる人もいるようです。
どのような勉強ができるか
大きなくくりとして以下の6つが出題分野になります。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
元々私は家計簿やライフプランニングに興味があり勉強を始めましたが、家計簿の管理についての勉強はできません。
ライフプランが作成できるようになることもありません。基本知識が付く程度です。
制度や法律に関する、年金、税金、不動産、相続など、お堅いお勉強が多いです。
保険、投資などもありますが比重は軽かったように思います。
金融知識素人レベルの私の勉強時間は50時間
私は2019年9月に受験しました。
中だるみはありますが、4月に勉強開始したので約5ヶ月間勉強しました。
息子を出産したのは2018年末なので、新生児の眠くて苦しい日々を切り抜け、さらに少し気持ちにも余裕が出てきた生後4ヶ月の頃に勉強を始めました。
まだまだ夜間授乳がある時期なので、夜間授乳で目が覚めた深夜に一人静かに30分間ほど勉強しました。
ただし休日は家族で出かけることも多く体力が持たなかったので基本は平日のみです。
トータル勉強時間としては約50時間程度です。
受験するまでの勉強スケジュール
0歳育児しながらの勉強のため、毎日勉強時間が確保できないため5カ月という長めの勉強期間でした。
4月中旬 参考書購入(ヤフオクで2017年度版を中古で購入)
早速参考書の読み込み10日間
GW~ GWに実家に帰省し忙しくて三日坊主に。5月中旬までやる気出ず三日坊主が続く
5月中旬 再度やる気を出して勉強開始
6月 問題集を購入(2019年度版)
6月中旬 参考書が読み終わり、問題集を開始
7月中旬 試験の申し込み完了
7月末 問題集を一通り終わらす
8月中旬 間違えた箇所のやり直しを終わらす
8月末 通しての過去問を3つ分完了
9月 全体のおさらい&間違えた問題の総ざらい
9月8日 本番
きんざいと日本FP協会、0歳育児ママはきんざいがおすすめ
ファイナンシャルプランナーという資格は珍しく主催団体が2社あります。
ほぼ同じ試験内容なのに不思議ですよね。どちらで受験しても良いのです。
私は「きんざい」を選びました。
理由はきんざいのほうが受験会場が多かったので、近くの会場で受験できる確率が高かったからです。
私の居住地が都市部ではないので近いかどうかは重要事項でした。
試験時間は10時~14時半の最低でも5時間は赤ちゃんと離れることになります。
受験したときは生後8か月。一番の問題は授乳でした。
ミルクを飲んでくれなかったし、6時間空くとおっぱいが痛くなる可能性が高い。
一刻も早く帰宅したかったので近い会場のあるきんざいで受けて良かったです。
おすすめのテキストと問題集
私が使用したテキストはこちら。
図解がとても分かりやすかったです。難しい箇所もイメージで覚えることができました。
勉強を始めた2019年4月時点では年度切り替えの狭間で新しいテキストが出版されていなかったこともあり、節約も兼ねて2017年度の古いバージョンをヤフオク1,000円くらいで購入しました。
FP試験は制度改正により暗記する金額や年数が変更になることも多いので、古いバージョンに少し不安もありましたが、問題集は最新版を購入したので乗り切ることができました。
問題集をやって間違えたところのテキストを読み直しているときに金額が変わっている箇所を確かに1ヵ所見つけました。
逆に言うと1ヵ所しか見つけることができなかったレベルです。
問題集も同じシリーズを購入しました。
間違えた問題をテキストでおさらいするときはリンクしているので同じものを使用することをおすすめします。
数字アレルギーの人の勉強のコツ
制度の年数や上限金額など数字を覚える問題もあるので、数字嫌いの私は苦労しました。
数字そのまま丸暗記が難しいので実生活に結び付けて覚えるようにしました。
例えば
・相続の金額なら、(縁起でもないですが)祖母や両親が亡くなった場合はいくらになるか、
・年金の問題なら、両親はいくらもらっているか、税金はいくら払っているか
・住宅ローンなら、友人や兄弟の住宅ローン事情を参考にいくら借りられるか
身近な実例があると金額のイメージが入ってきやすいので覚えることできました。
ちなみに計算問題は計算機を持ち込んでもOKなので問題ありません。
まとめ:FP3級は受けたほうが良い資格なのか?
勉強して改めて思いましたが資格の勉強とは、実践知識よりルールを覚える役割のほうが大きいです。
合格したからと言って、ライフプランが作成できるようにもなりませんし、家計簿の診断ができるようにもなりません。
但し、年金や税金の仕組みを理解したり、投資の理論や知識を体系的に学ぶことができます。
数値を暗記できたとしても実生活に結び付けて考えることができなければ意味がありません。
または仕事で活かしたいなら2級以上は取得すべきです。
あなたの受験目的はなんでしょうか?
自分の受験目的を考えて勉強すると意味のある資格になるはずです。
こんな0歳育児中のママでも合格できました。
受験に迷っている誰かの参考になれば幸いです。