いろはノート

6歳と0歳を子育てして育休中。育児も家事も頑張らないことを目指して、人生立て直しを模索中。

老後のお金いくら必要?ライフプランを立てるために調べました

ライフプランシートを作成するにあたっては、ライフイベントの洗い出しとその必要経費を算出することが重要です。

ライフイベントが漏れていたり、そのイベントで必要な費用が大幅にずれていると、プラン自体がだいぶ狂ってしまうからです。

 

その中でもまずは「老後」の費用の平均値を調査し、老後に発生するイベントを洗い出しました。

 

 

老後に掛かる費用

・生活費

基本的な生活費です。

住居、保険、携帯、食費、光熱費、日用品、車費、被服費、税金、社会保険等です。

毎月掛からないもので金額が大きな、旅行、家具、家電、冠婚葬祭などもあります
・医療費

自分の病気・怪我に掛かるものなので、ライフプランとしていくら予定して良いのか難しいです。

でも平均的に掛かる費用を調査してライフプランに乗せたいと思います。

 

年金が月額20万程度の過程の場合、一ヵ月の最高自己負担額は57,600円で済みます。

(年金が12万以上26万以下なら今回のケースが適用)

 

しかし差額ベッド代や食費が別途平均7,837円かかります。(厚生労働省「主な選定療養に係る報告状況 平成29年7月1日現在」より)

平均の入院日数は約20日。(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」より)

 7,837円×20日=156,740円

 

高額療養費限度額の57,600円+自己負担額156,740円=214,340円

 

手術するような大きな入院したら20万円程用意が必要ということです。

これが例えば3ヵ月入院したら単純計算ですが、60万円必要です。

 

でも民間の医療保険に日額5,000円給付されるタイプに加入していれば、

 7,837円-5,000円=2,837円/日  で済むことになります。

 

その場合、2,837円×20日=56,740円 となり、一ヵ月約11万円で済みます。

高額療養費限度額の57,600円+自己負担額56,740円=114,340円

 

そのため、最低でも入院日額5,000円の医療保険には加入したほうが安心だと考えています。

・介護費

平成30年度 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」によると、

介護期間の平均は54.5カ月(4年7カ月)です。

しかしこちらは現在介護中の人も含まれるのでもっと長くなる可能性があります。

 

厚生労働省の調査によると、

女性の場合、健康寿命は74歳 → 平均寿命は87歳 、その間13年間あります。

 

こうみると約10年くらいは介護が必要な期間と考えてもおかしくありません。

また今後寿命は延びると予想されますが、その分介護に関わる期間も延びると予想されます。

 

 

要介護認定を受けている人の年齢別割合をみると、平均寿命を超えた80歳から要介護の確率増加します。

75歳を超えたら、要介護認定や認知症の可能性が出てくると考えておいたほうが良いです。

85歳を超えたら、ほぼ介護されている可能性が高いとするのが無難です。

 

要介護認定3になると排泄が一人でできないレベルです。

そう考えると3以上は施設で暮らさないと大変なレベルと考えられます。

 

要介護認定3以上は特別養護老人ホームという、安価な公的施設に入れます。

平均月額費用は14万円。

 

要介護2以下でも認知症になると施設で暮らさないと大変なこともあるそうですが、

要介護2以下は在宅介護ができるレベルと仮定します。

在宅介護の平均自己負担額は6.9万円です。(家計経済研究所「在宅介護のお金と負担 2016年調査」)

 

・住まいのリフォーム

リフォームO-uccinoの記事(https://o-uccino.com/front/articles/48435)で統計を見ると、築6~10年で約80万、11~20年で160万掛かっています。

老後に限ったことではありませんが、10年ごとに約120万円程度用意できると安心です。

毎月1万円積み立てる想定です。

 

・車の買い替え

こちらは懐具合によりますが、10年を超えるとガタが来るので買い替えの検討が必要になります。

 

・お墓

こちらは先祖代々の墓に入るのか、新しく建てるのかで全く変わってきます。

新しく建てるのであれば、70~200万円が相場と幅広いですが、永代使用料等も含め200万程あれば平均的なお墓が建てられると考えられます。

 

・葬儀費用

平均額は196万円です。(日本消費者協会の「第11回『葬儀についてのアンケート調査』報告書(2017年)」)

ですがこちらも規模によりピンキリ。簡易で良ければ20万円ほどでもできます。

自分もいつ死ぬかは分かりませんので一度見積もりを取ってみたいと思っています。

 

・学び直し

人生100年時代に突入しますので、定年後に学びたいことを学び、働くという選択肢があります。

その学びのための学費です。

 

・子供・孫への費用

少子化が進んでいますが、孫への出費はついついかさむというのは今後もついつい続いていくと思われます。

 

 

まとめ

老後に2000万必要というのが一時期話題になりましたが、こう考えると平均的な暮らしをしようと思うと2000万じゃ足りません。

生活費や孫への費用など、平均値だけでは分からない自分に合わせた金額を確認する必要もあります。

逆に老後にお金が余り過ぎる場合は、貯蓄ばかりに目を向けず今の生活を充実させるためにお金をどのように使うかを考える必要があるかもしれません。

 

そして年金も当てにできない今、貯蓄だけでなく、老後にも収入を得るためのルートを準備しておく必要があります。

老後の費用を考えてライフプランを立てることは、今の生活をただがむしゃらに続けていくだけで良いのか、見直すきっかけにもなると思います。